3.5 スモールファン

今回は、TA6586を用いてDCモーターを時計回りと反時計回りに回転させます。 DCモーターは比較的大きな電流を必要とするため、安全上の理由からここでは電源モジュールを用いてモーターに電力を供給します。

必要な部品

このプロジェクトでは、以下の部品が必要です。

全ての部品が含まれるキットを購入するのは確かに便利です、リンクはこちら:

名前

このキットに含まれるアイテム

リンク

ケプラーキット

450以上

Kepler Kit

以下のリンクから部品を個別に購入することもできます。

項番

部品

数量

リンク

1

Raspberry Pi Pico W

1

BUY

2

マイクロUSBケーブル

1

3

ブレッドボード

1

BUY

4

ジャンパーワイヤー

数本

BUY

5

TA6586 - モータードライバーチップ

1

6

DCモーター

1

BUY

7

Li-po充電モジュール

1

8

18650バッテリー

1

9

バッテリーホルダー

1

回路図

sch_motor

配線

注釈

  • DCモーターは高電流が必要なため、安全のためここではLi-poチャージャーモジュールを用いてモーターに電力を供給します。

  • ダイアグラムに示されているようにLi-poチャージャーモジュールが接続されていることを確認してください。そうしないと、バッテリーと回路が短絡し、ダメージを受ける可能性があります。

wiring_motor

コード

注釈

  • kepler-kit-main/micropython パス下の 3.5_small_fan.py ファイルを開くか、このコードをThonnyにコピーして、「Run Current Script」をクリックするか、単にF5キーを押して実行してください。

  • 画面の右下隅にある "MicroPython (Raspberry Pi Pico)" インタープリタをクリックするのを忘れないでください。

  • 詳細なチュートリアルは、 コードを直接開いて実行する を参照してください。

import machine
import utime

motor1A = machine.Pin(14, machine.Pin.OUT)
motor2A = machine.Pin(15, machine.Pin.OUT)

def clockwise():
    motor1A.high()
    motor2A.low()

def anticlockwise():
    motor1A.low()
    motor2A.high()

def stopMotor():
    motor1A.low()
    motor2A.low()

while True:
    clockwise()
    utime.sleep(1)
    stopMotor()
    utime.sleep(1)
    anticlockwise()
    utime.sleep(1)
    stopMotor()
    utime.sleep(1)

プログラムが動作すると、モーターは一定のパターンで前後に回転します。

注釈

  • ストップボタンをクリックした後もモーターが回転し続ける場合は、この時点でGNDにワイヤーでPico Wの RUN ピンをリセットする必要があります。その後、このワイヤーを抜いて再度コードを実行してください。

  • これはモーターが大量の電流を使用しているため、Pico Wがコンピュータから切断される可能性があるためです。

wiring_run_reset