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レッスン43: ポテンショメータのスケール値

このプロジェクトでは、ポテンショメータの値を読み取り、I2Cインターフェースを備えたLCD 1620に表示することに焦点を当てています。 さらに、その値をシリアルモニタに送信してリアルタイムで監視します。 このプロジェクトの特徴的な点は、LCDに表示されるポテンショメータの値を、読み取り値に比例した可変長バーとしてグラフィカルに表示することです。

必要なコンポーネント

このプロジェクトでは、以下のコンポーネントが必要です。

一式キットを購入するのが便利です。こちらのリンクをご覧ください:

Name

ITEMS IN THIS KIT

LINK

Universal Maker Sensor Kit

94

Universal Maker Sensor Kit

以下のリンクから別々に購入することもできます。

Component Introduction

Purchase Link

Arduino UNO R3 or R4

購入

ポテンショメーターモジュール

-

I2C LCD 1602

-

ブレッドボード

購入

配線

../_images/Lesson_43_Potentiometer_scale_value_uno_bb.png

コード

コード解析

このプロジェクトの核心機能は、ポテンショメータの値を継続的に読み取り、それをスケール範囲（0-16）にマップし、結果を数値とグラフィックの両方でLCDに表示することです。読み取り値が大きく変化したときのみディスプレイを更新することで、視覚的なスムーズさを保ちながらジッターを最小限に抑えています。

  1. ライブラリのインクルードと初期化:

    #include <Wire.h>
#include <LiquidCrystal_I2C.h>
LiquidCrystal_I2C lcd(0x27, 16, 2);

    このセグメントでは、I2C通信およびLCD制御用の必要なライブラリを組み込みます。その後、I2Cアドレスが``0x27``であるLCDインスタンスを初期化し、``16列``および``2行``のサイズを指定します。

  2. 変数の宣言:

    int lastRead = 0;     // Stores the last read value from the potentiometer
int currentRead = 0;  // Holds the current read value from the potentiometer

    変数 lastRead と currentRead は、異なる時点でのポテンショメータの読み取り値を追跡するために使用されます。

  3. setup()関数:

    void setup() {
  lcd.init();          // Initiates the LCD
  lcd.backlight();     // Activates the LCD's backlight
  Serial.begin(9600);  // Commences serial communication at 9600 baud
}

    この関数は、LCDを準備し、シリアル通信を開始して、プロジェクトの動作環境を設定します。

  4. メインループ:

    void loop() {
  currentRead = analogRead(A0);
  int barLength = map(currentRead, 0, 1023, 0, 16);
  if (abs(lastRead - currentRead) > 2) {
    lcd.clear();
    lcd.setCursor(0, 0);
    lcd.print("Value:");
    lcd.setCursor(7, 0);
    lcd.print(currentRead);
    Serial.println(currentRead);
    for (int i = 0; i < barLength; i++) {
      lcd.setCursor(i, 1);
      lcd.print(char(255));
    }
  }
  lastRead = currentRead;
  delay(200);
}

    • ポテンショメータの値を読み取り、視覚表示に適したスケールに変換します。

    • 有意な変化が検出されたときのみLCDを更新し、数値と対応するバーグラフを表示します。

    • 読み取り値をシリアルモニタにも送信し、外部で観察できるようにします。

    • 繰り返し間に短い遅延を導入することで、安定性と応答性を確保します。