1.1.7 I2C LCD1602

はじめに

LCD1602は文字型液晶ディスプレイで、同時に32(16*2)文字を表示できます。

必要なコンポーネント

このプロジェクトでは、以下のコンポーネントが必要です。

../_images/1.1.7_i2c_lcd_list.png

回路図

T-Board Name

physical

SDA1

Pin 3

SCL1

Pin 5

../_images/1.1.7_i2c_lcd_schematic.png

実験手順

ステップ1: 回路を組み立てます。

../_images/1.1.7_i2c_lcd1602_circuit.png

ステップ2: I2Cをセットアップします( I2C構成 を参照してください。I2Cを設定済みの場合は、このステップをスキップしてください。)

ステップ3: ディレクトリを変更します。

cd ~/davinci-kit-for-raspberry-pi/python-pi5

ステップ4: 実行します。

sudo python3 1.1.7_Lcd1602_zero.py

コードの実行後、LCDに「Greetings!、From SunFounder」と表示されます。

注釈

  • 「FileNotFoundError: [Errno 2] No such file or directory: '/dev/i2c-1'」というエラーが表示された場合、I2Cを有効にするには I2C構成 を参照してください。

  • 「ModuleNotFoundError: No module named 'smbus2'」エラーが表示された場合、 sudo pip3 install smbus2 を実行してください。

  • エラー「OSError: [Errno 121] Remote I/O error」が表示された場合、モジュールの配線が誤っているか、モジュールが壊れていることを意味します。

  • コードと配線が正常であるが、LCDにコンテンツが表示されない場合、背面のポテンショメータを回してコントラストを上げることができます。

コード

注釈

以下のコードは変更/リセット/コピー/実行/停止ができます。ただし、コードを変更する前に davinci-kit-for-raspberry-pi/python-pi5 のようなソースコードのパスに移動する必要があります。コードを変更した後、直接実行して効果を確認できます。

#!/usr/bin/env python3
import LCD1602  # LCD1602とのインターフェースを行うモジュールをインポート
import time     # タイミング関数のモジュールをインポート

def setup():
    # I2Cアドレス0x27およびバックライトを有効にしてLCDを初期化
    LCD1602.init(0x27, 1)
    # メッセージ 'Greetings!' を左上隅(行0、列0)に表示
    LCD1602.write(0, 0, 'Greetings!')
    # メッセージ 'From SunFounder' を2行目(行1、列1)に表示
    LCD1602.write(1, 1, 'From SunFounder')
    time.sleep(2)  # メッセージを2秒間表示

try:
    setup()  # LCDの初期化およびメッセージの表示のためのセットアップ関数を実行します

except KeyboardInterrupt:
    # キーボードの割り込み(例:Ctrl+C)が発生した場合、LCDディスプレイをクリアします
    LCD1602.clear()
    pass  # それ以上のアクションは不要です

コードの説明

  1. このファイルはI2C LCD1602を制御するためのオープンソースファイルです。これを使用すると、I2C LCD1602を簡単に使用できます。

    import LCD1602  # LCD1602とのインターフェースを行うモジュールをインポート
    
  2. この関数は指定されたデバイスシンボルを使用してI2Cシステムを初期化します。最初のパラメータはI2Cデバイスのアドレスで、i2cdetectコマンドを使用して検出できます(詳細は付録を参照)。I2C LCD1602のアドレスは通常0x27です。

    # I2Cアドレス0x27およびバックライトを有効にしてLCDを初期化
    LCD1602.init(0x27, 1)
    
  3. LCD1602.write はLCDにメッセージを表示するために使用されます。最初の2つのパラメータは行と列の位置で、3番目はメッセージです。これでLCDに "Greetings!! From SunFounder" と表示されるようになります。

    # メッセージ 'Greetings!' を左上隅(行0、列0)に表示
    LCD1602.write(0, 0, 'Greetings!')
    # メッセージ 'From SunFounder' を2行目(行1、列1)に表示
    LCD1602.write(1, 1, 'From SunFounder')