2.1.1 ボタン

はじめに

このプロジェクトでは、ボタンを使用してLEDをオンまたはオフにする方法を学びます。

必要な部品

このプロジェクトには、以下の部品が必要です。

../_images/2.1.1_Button_list.png

回路図

Raspberry Piの入力として通常開放ボタンを使用し、接続は以下の回路図に示す通りです。ボタンが押されると、GPIO18は高レベル(3.3V)になります。プログラムを介してGPIO18の状態を検出できます。つまり、GPIO18が高レベルになると、ボタンが押されたことを意味します。ボタンが押されたときに対応するコードを実行し、LEDが点灯します。

注釈

LEDの長いピンが陽極であり、短いピンが陰極です。

../_images/2.1.1_Button_schematic_1.png ../_images/2.1.1_Button_schematic_2.png

実験手順

ステップ1: 回路を組み立てます。

../_images/2.1.1_Button_circuit.png

ステップ2: コードファイルを開きます。

cd ~/davinci-kit-for-raspberry-pi/python-pi5

ステップ3: コードを実行します。

sudo python3 2.1.1_Button_zero.py

ボタンを押すとLEDが点灯し、ボタンを離すとLEDが消灯します。

コード

注釈

以下のコードを 変更/リセット/コピー/実行/停止 できます。ただし、それに先立ち、 davinci-kit-for-raspberry-pi/python-pi5 のようなソースコードのパスに移動する必要があります。コードを変更した後、効果を直接確認するために実行できます。

#!/usr/bin/env python3
from gpiozero import LED, Button  # gpiozeroからLEDとButtonクラスをインポート
from signal import pause  # signalモジュールからpause関数をインポート

# GPIOピン17に接続されたLEDオブジェクトを初期化
led = LED(17)
# GPIOピン18に接続されたButtonオブジェクトを初期化
button = Button(18)

# ボタンの「when_pressed」イベントをLEDの「on()」メソッドにリンク
button.when_pressed = led.on
# ボタンの「when_released」イベントをLEDの「off()」メソッドにリンク
button.when_released = led.off

# ボタンのイベントを待ち続け、スクリプトを実行し続けるイベントループを実行
pause()

コードの説明

  1. このスクリプトはPython3で書かれており、 gpiozero ライブラリから LED および Button クラス、 signal モジュールから pause をインポートしています。

    #!/usr/bin/env python3
    from gpiozero import LED, Button  # gpiozeroからLEDとButtonクラスをインポート
    from signal import pause  # signalモジュールからpause関数をインポート
    
  2. GPIOピン17に接続されたLEDオブジェクトとGPIOピン18に接続されたボタンオブジェクトを初期化します。

    # GPIOピン17に接続されたLEDオブジェクトを初期化
    led = LED(17)
    # GPIOピン18に接続されたButtonオブジェクトを初期化
    button = Button(18)
    
  3. ボタンが押されたときにLEDが点灯し、ボタンが離されたときにLEDが消灯するようにイベントハンドラを設定します。

    # ボタンの「when_pressed」イベントをLEDの「on()」メソッドにリンク
    button.when_pressed = led.on
    # ボタンの「when_released」イベントをLEDの「off()」メソッドにリンク
    button.when_released = led.off
    
  4. ボタンの押下およびリリースイベントを待ち続けるために、スクリプトをイベントループ内で実行し続けます。

    # ボタンのイベントを待ち続け、スクリプトを実行し続けるイベントループを実行
    pause()