TTモーター

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概要

TTモーターは、ギアボックスが取り付けられた直流モーターの一種です。このギアボックスは、モーターの回転数を低減させ、トルクを増大させます。TTモーターは、車輪、プロペラ、扇風機などを駆動する用途でよく使用されます。TTモーターは赤と黒の2本のワイヤーがあり、通常、赤がプラス、黒がマイナスです。

製品には1:48のギア比を持つTT DCギアボックスモーターが使用されており、200mmのワイヤー2本が0.1インチのオスコネクターで付属しています。これにより、ブレッドボードまたはターミナルブロックに容易に接続できます。電源は3〜6VDCで、高電圧でより速く動作します。

原理

TTモーターは電気エネルギーを機械エネルギーに変換する仕組みです。モーターのワイヤーに電圧を印加すると、磁場が発生してモーターが回転します。モーターの速度と回転方向は、供給される電源の電圧と極性に依存します。電圧が高いほど、モーターは速く回転します。極性を逆にすると、モーターは逆方向に回転します。

使い方

使用する電子部品

  • Arduino Uno R4 または R3 ボード * 1

  • TTモーター * 1

  • ジャンパーワイヤー

回路の組み立て

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コード



コードの説明

  1. コードの最初の部分では、モーター制御用のピンが定義されています。これらはL9110モーター制御ボードに接続されます。

    // モーターピンの定義
    const int motorB_1A = 9;
    const int motorB_2A = 10;
    
  2. setup() 関数は、 pinMode() 関数を使用してモーター制御ピンを出力として初期化します。その後、 analogWrite() を使用してモーターの速度を設定します。 analogWrite() に渡す値は0(オフ)から255(全速)までです。次に、 delay() 関数でコードを5000ミリ秒(または5秒)一時停止させ、その後でモーターの速度を0(オフ)に設定します。

    void setup() {
      pinMode(motorB_1A, OUTPUT);  // set motor pin 1 as output
      pinMode(motorB_2A, OUTPUT);  // set motor pin 2 as output
    
      analogWrite(motorB_1A, 255);  // set motor speed (0-255)
      analogWrite(motorB_2A, 0);
    
      delay(5000);
    
      analogWrite(motorB_1A, 0);
      analogWrite(motorB_2A, 0);
    }
    

追加のアイディア

  • ポテンショメーターでモーター速度を制御:モーターの速度を固定する代わりに、ポテンショメーターを使用して動的に速度を制御できます。