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ロータリーエンコーダーモジュール

ロータリーエンコーダーは、ノブの回転を出力信号に変換し、ノブが回転した方向を示す位置センサーです。
ロータリーエンコーダーはポテンショメータのデジタル版であり、より多用途です。ポテンショメータは回転が制限されていますが、ロータリーエンコーダーは連続して回転できます。ポテンショメータはノブの正確な位置を示しますが、ロータリーエンコーダーは位置の変化を示します。
ピン配置
VCC: メインコントローラからの正電源入力。
GND: グランド接続。
SW: デジタル出力。
CLK: CLK出力に似ていますが、CLKに対して90°の位相差で遅れます。この出力は回転方向を決定するために使用されます。
DT: 回転量を決定するために使用される主要な出力パルスです。ノブがどちらの方向にでも一つのデテント(クリック)で回転するたびに、‘CLK’出力はHIGHからLOWに変化する1サイクルを経ます。
原理
インクリメンタルエンコーダーは、AおよびBチャネルと呼ばれる90度の位相差を持つ2つの正方波を生成します。
下図のように、チャネルAが高レベルから低レベルに遷移する時、チャネルBが高レベルであれば、ロータリーエンコーダーは時計回り(CW)に回転していることを示します。一方、その時点でチャネルBが低レベルであれば、反時計回り(CCW)に回転していることを意味します。したがって、チャネルAが低レベルの時にチャネルBの値を読み取ることで、ロータリーエンコーダーの回転方向を判断できます。

回路図

例
レッスン17: ロータリーエンコーダーモジュール (Arduino UNO)
レッスン17: ロータリーエンコーダーモジュール (ESP32)
レッスン17: ロータリーエンコーダーモジュール (Raspberry Pi Pico)
レッスン17: ロータリーエンコーダーモジュール (Raspberry Pi)