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Micro SD カードから NVMe SSD へ OS をコピーする

NVMe SSD は持っているものの、PC に接続するアダプターがない場合は、まず Micro SD カードにシステムをインストールし、Raspberry Pi 5 が正常に起動した後に Micro SD から NVMe SSD へシステムを転送する方法も選択できます。

上記の準備が整ってから、以下の手順に進んでください。

1. Enabling PCIe

Raspberry Pi の PCIe コネクタはデフォルトで無効化されています。

  • 有効化するには /boot/firmware/config.txt を開きます。

    sudo nano /boot/firmware/config.txt
    
  • 次に、以下の行を追加します。

    # Enable the PCIe External connector.
    dtparam=pciex1
    
  • pciex1 には覚えやすいエイリアスがあり、 dtparam=nvme を追加しても同等に動作します。

    dtparam=nvme
    
  • この接続は Gen 2.0(5 GT/sec)に対応していますが、以下を追加することで Gen 3.0(10 GT/sec)に強制できます。

    # Force Gen 3.0 speeds
    dtparam=pciex1_gen=3
    

    警告

    Raspberry Pi 5 は Gen 3.0 の動作認証を受けていないため、この速度では不安定になる可能性があります。

  • 起動時に PCIe スイッチの奥にある NVMe ドライブを正しく検出させるため、PCIe の起動遅延を無効化する必要があります。以下を追加します:

    dtparam=pciex1_no_10s=on
    
  • Ctrl + XYEnter の順に押して保存します。

BOOT_ORDER

2 台の NVMe システムドライブを接続していて、どちらから起動するか選択したい場合は、 /boot/firmware/cmdline.txtROOT=PARTUUID=xxxxxxxxx を起動したいディスクの UUID に変更します。UUID は以下で確認できます:

ls /dev/disk/by-id/

2. Install the OS on the SSD

SSD に OS をインストールする方法は 2 つあります:

Micro SD カードから SSD へシステムをコピーする方法

  1. ディスプレイを接続するか、VNC Viewer で Raspberry Pi デスクトップにアクセスし、 Raspberry Pi logoAccessoriesSD Card Copier を開きます。

    ../_images/ssd_copy.png
  2. Copy FromCopy To を間違えないように正しく選択します。

    ../_images/ssd_copy_from.png
  3. デバイス識別のため「NEW Partition UUIDs」を選択し、マウント競合や起動問題を防ぎます。

    ../_images/ssd_copy_uuid.png
  4. 選択したら Start をクリックします。

    ../_images/ssd_copy_click_start.png
  5. SSD の内容が消去される旨が表示されるため、必要に応じてバックアップを取り、問題なければ Yes を押します。

    ../_images/ssd_copy_erase.png
  6. 数分待つとコピーが完了します。

Raspberry Pi Imager を使用して OS をインストールする方法

Micro SD カードがデスクトップ版の場合、Raspberry Pi Imager などのツールを使って SSD にシステムを書き込むこともできます。

  1. ディスプレイ経由または VNC Viewer で Raspberry Pi デスクトップを開き、 Raspberry Pi logoAccessoriesImager をクリックします。

    ../_images/ssd_imager.png
  2. Raspberry Pi ImagerRaspberry Pi Device をクリックし、 Raspberry Pi 5 を選択します。

    ../_images/ssd_pi5.png
  3. Operating System を選択し、推奨 OS を選びます。

    ../_images/ssd_os.png
  4. Storage で挿入済み NVMe SSD を選択します。

    ../_images/nvme_storage.png
  5. NEXTEDIT SETTINGS をクリックし、OS 設定をカスタマイズします。

    注釈

    Raspberry Pi にモニターがある場合は、次の設定をスキップして「Yes」でそのまま書き込み開始できます。

    ../_images/os_enter_setting.png
  6. hostname を設定します。

    注釈

    ホスト名はネットワーク上の識別子で、 <hostname>.local<hostname>.lan でアクセスできます。

    ../_images/os_set_hostname.png
  7. 管理者アカウントの UsernamePassword を作成します。

    注釈

    Raspberry Pi にはデフォルトパスワードがないため、独自に設定することが重要です。

    ../_images/os_set_username.png
  8. 無線 LAN の SSIDPassword を入力します。

    注釈

    お住まいの地域に対応する 2 文字の ISO/IEC alpha2 コードWireless LAN country に設定してください。

    ../_images/os_set_wifi.png
  9. Services タブで SSH を有効化します。

    • パスワード認証 を使用する場合は、 General タブで設定したユーザー名とパスワードを使用します。

    • 公開鍵認証を使用する場合は「Allow public-key authentication only」を選択します。RSA キーがある場合はそれが使用され、ない場合は「Run SSH-keygen」をクリックして新しいキー ペアを生成します。

    ../_images/os_enable_ssh.png
  10. Options メニューで、書き込み完了時の動作(完了音・メディア取り外し・テレメトリ)を設定できます。

    ../_images/os_options.png
  11. 設定が完了したら SaveYes をクリックして適用します。

    ../_images/os_click_yes.png
  12. NVMe SSD に既存データがある場合はバックアップを推奨します。問題なければ Yes をクリックします。

    ../_images/nvme_erase.png
  13. 「Write Successful」が表示されたら書き込み完了です。NVMe SSD からの起動準備が整いました!

    ../_images/nvme_install_finish.png

3. SSD からのブートを設定する

ここでは Raspberry Pi を NVMe SSD から直接起動できるよう設定します。SD カードより高速で信頼性の高い運用が可能になります。

  1. まずターミナルを開き、次のコマンドで設定メニューを起動します:

    sudo raspi-config
    
  2. raspi-config メニューで Advanced Options を選択します。

    ../_images/nvme_open_config.png
  3. Advanced Options 内の Boot Order を選択します。

    ../_images/nvme_boot_order.png
  4. NVMe/USB boot を選択し、SD カードより NVMe/USB を優先させます。

    ../_images/nvme_boot_nvme.png
  5. 選択後、 Finish を押して設定を終了します。

    ../_images/nvme_boot_ok.png
  6. 設定を適用するため、 sudo reboot で Raspberry Pi を再起動します。

    sudo reboot
    
    ../_images/nvme_boot_reboot.png

再起動後、Raspberry Pi は接続された NVMe SSD から起動し、高速で耐久性に優れた環境で動作します。