Zeus Car Shield¶

SunFounder社がArduino向けに設計したオールインワンの拡張ボードです。モーターやライトバー、障害物回避、グレースケール、ESP32 CAM、超音波モジュールなど、さまざまなモジュールポートが含まれています。HS0038B IRレシーバーも内蔵されており、リモートコントロールが可能です。

この拡張ボードには充電回路も内蔵されており、PH2.0-5Pインターフェースのバッテリーを充電でき、推定充電時間は130分です。

Zeus Car Shield ピンアウト

リセットボタン
- このボタンを押すとArduinoボード上のプログラムがリセットされます。
充電ポート
- 5V/2AのUSB-Cポートに接続すると、バッテリーを130分で充電できます。
バッテリーポート：
- 6.6V~8.4V PH2.0-5P電源入力。
- Zeus Car ShieldとArduinoボードの両方に電源を供給します。
電源スイッチ
- ONの位置にスライドするとZeus Car Shieldの電源が入ります。
IRレシーバー
- これはHS0038B IRレシーバーで、Arduinoボードのピン2に信号ピンが接続されています。
グレースケールモジュール関連
- グレースケール調整用のポテンショメーター：オムニグレースケールモジュールの基準電圧を設定するために使用
- グレースケールポート：オムニグレースケールモジュールの接続に使用。
インジケータ
- 充電インジケータ: USB-Cポートからの充電中に赤く点灯します。
- 電源インジケータ: 電源スイッチが"ON"の位置にあるとき緑色に点灯します。
- バッテリーインジケータ: 2つのオレンジ色のインジケータは、異なるバッテリーレベルを示しています。充電中は点滅し、バッテリーの充電が必要なときは消灯します。
超音波ポート
- 超音波モジュールを接続するために、TrigとEchoのピンはArduinoボードのピン10に接続されます。
カメラアダプターポート
- カメラアダプターボードポート。
障害回避ポート
- 2つのIR障害物回避モジュールを接続するために使用され、2つのポートの信号ピンは74HC165のQ0とQ1に接続されています。
RGB LEDストリップポート
- 2つのRGB LEDストリップを接続するために使用され、ストリップの3つのピンはそれぞれ12, 13, 11に接続されています。
実行スイッチ
- カメラを使用する必要がある場合、このスイッチを反対側に切り替えることで、ESP32-CAMがArduinoボードと通信できるようになります。
モーターポート
- モーターポートの4組。

バッテリーポート¶

こちらはバッテリーインターフェースのピン配置図です。タイプはPH2.0-5Pで、電力入力範囲は6.6V〜8.4Vです。

グレースケールモジュール関連¶

Zeus Car Shield上の青いポテンショメーターは、グレースケールモジュールの参照電圧を設定することで、異なる環境への感度を調整するために使用されます。VREFピンを通じて、グレースケールモジュールは設定された参照電圧を受け取ります。

これは回路図です。グレースケールモジュールの値は、74HC165チップからArduinoボードに転送されます。グレースケールモジュール自体に74HC165チップが組み込まれているため、これら2つのチップのカスケードは、Arduinoボードに16ビットのデータを転送します。最初の8ビットはグレースケールセンサーデータであり、残りの2ビットはIR障害回避データです。

Arduinoボード上のこのポートのピンマッピングは以下の通りです。

Arduino Board	Zeus Car Shield
7	74HC165 Q7
8	74HC165 CP
~9	74HC165 PL

超音波ポート¶

これはZH1.5-4P超音波ポートのピン配置で、Trig & EchoピンはArduinoボードのピン10に接続されています。

カメラアダプターポート¶

カメラアダプターインターフェースのピン図は、タイプはZH1.5-7Pです。

TXとRXはESP32 CAM用です。
SDAとSCLはQMC6310用です。

障害回避ポート¶

以下は、2つのZH1.5-3P障害回避ポートのピン配置図です。

回路図に示されているように、S1およびS0は74HC165チップ上のQ0およびQ1を参照します。2つの74HC165カスケードは、2つのIR障害回避モジュールおよびグレースケールセンサーのデータをArduinoボードに転送します。最初の8ビットはグレースケールセンサーデータであり、最後の2ビットはIR障害回避データを示します。